小児歯科

「初めて歯医者に子供を連れ行きたいけど、泣かないか心配」
「他の歯医者さんに連れて行ったことあるけど、ギャン泣きして治療にならなかった」
こんなお悩みや、経験のあるお母さまは多いのではないでしょうか？

子供も、知らない場所に行ったり、初めて会う大人に囲まれ、何かをされるのは不安を感じて当たり前のことだと思います。

大きな椅子に座らされ、何をされるのか分からない機械を前に不安を感じる。これが楽しい冒険をするような気持ちになるお子さんも中にはいるかもしれませんが、やっぱり多くのお子さんは不安を感じると思います。

歯医者嫌いな子供を少しでも減らしたい。そんな思いから、みず木歯科クリニックではまず子供にリラックスしてもらえるように心がけています。歯医者さんは怖いところではなく、楽しい場所だと思ってもらえるように、歯医者さんが苦手なお子さまにはまずは手を振ったり、ハイタッチをしたり、いきなり治療をしたりせず、まずは少しずつ歯医者に慣れていただきます。

歯医者が怖くないところだとわかってもらった後に、ご両親と相談をしながら治療を少しずつ進めていきます。

歯の治療自体は、子供も大人も基本的には同じです。大きく違うのは「成長に合わせた治療」を行うことです。お子さまの身体や心だけでなく、口の中も成長とともに変化していきます。

文例えば、幼児期は口が小さいため、歯磨きがしにくかったり、歯が生え変わる小学生の時期は、歯の凹凸が多くなって歯垢を取り除くのが大人よりも難しかったりします。

歯や口の健康が将来の歯並びや噛み合わせ、そして全体の健康にも大きく影響します。だからこそ、子供の成長に合わせた治療やケアがとても重要です。

子供の成長に伴い、口の中の環境も大きく変わっていきます。成長を大きく4つに分けると、次のようになります。

• 歯がまだない時期（乳児期）
• 乳歯が生えそろう時期（幼児期）
• 永久歯への交換時期（小学生期）
• 永久歯が生えそろい、身長も伸びる時期（中・高校生期）

特に小学生の時期は、乳歯から永久歯への生え変わりが始まり、歯並びに大きな影響を与えやすい時期になります。

例えば、前歯が逆に噛んでいる「受け口」の場合、10歳までに治療を始めないと将来的に噛み合わせなど、様々な問題が大きくなるリスクがあります。

矯正治療の専門医に話を聞くと、実は、普通に生活しているだけで歯並びが悪くなる子供がほとんどだそうです。例えば、頬杖をつくことで顎が歪んだり、指しゃぶりが原因で出っ歯になることがあります。これらは「悪習癖」と呼ばれるものですが、多くの親御さんが早めに気づいて改善してあげることによって防ぐことができます。

一方で、悪習癖がないのに歯並びが悪くなってしまう子供も大勢います。その原因はシンプルに、「生活が便利になったから」です。

現代の食生活では、噛む力があまりなくても食事ができ、ストローを使えば唇や舌の筋力がなくても上手に飲むことができます。こうした便利さが、実はお子さんの口腔内の筋力低下につながっているのです。

歯は、唇と舌の両方の力によって正しい位置に並びますが、口の筋力低下によって、下記のようなリスクが高くなります。

唇の筋力が弱い場合

唇の筋力が弱いと、口をずっと閉じていることが難しくなります。口をポカンと開けたままの状態が続くと、前歯が押し出され、出っ歯になりやすくなります。

また、口をしっかり閉じられないことで、口呼吸が癖になると、酸素の供給が不十分になり、口の中が乾燥しやすくなるため、健康にも悪影響が出やすくなります。

舌の筋力が弱い場合

舌の筋力が弱いと、食べ物をしっかり飲み込むのが難しくなり、水や飲み物で食べ物を流し込む癖がつくことがあります。これによって、十分に噛まずに食事をする習慣がつき、噛む力が弱まってしまいます。

きちんと噛むことで脳に刺激が伝わるため、噛む力が不足すると脳への刺激も減り、集中力の低下などに繋がることがあります。

お口の筋力の低下を防ぐためにも早めの対処が必要です。みず木歯科クリニックでも悪習癖を直すためのトレーニングを行なっており、子供の成長に合わせて楽しく嫌にならない方法で行なっております。

毎日、子育てお疲れ様です。子供を病院に連れてくるのは、とても大変だと思います。みず木歯科クリニックでは、子供が歯医者に慣れること、そして成長に合わせた口腔ケアを行うことを大切にしています。

泣いてしまったり、怖がってしまうこともあるかもしれませんが、みず木歯科クリニックのスタッフが優しくサポートいたします。お子さんと遊びに来る感覚で、ぜひお気軽にお越しください。

お子様が乳児のご両親へ

お子さんの歯が生える前に、口腔内に虫歯の原因となる細菌が入らなければ、将来の虫歯のリスクを大幅に減らすことができます。

虫歯は家族間での唾液による感染が多いので、食器やコップを分けるなど、できるだけ注意してあげてください。もちろんいきなり全てを変えることは難しいと思います。

少しずつでも構いませんのでお子さんの将来のために、ぜひご協力をお願いします。